8ピンチップが自動車用ECUにセキュリティを追加

TA100と呼ばれ、ホストプロセッサと連携することを目的としており、セキュアブート（ホストコード認証）、MAC生成、セキュアキー、証明書の保存と管理を提供します。

「TA100は、一意の非対称キーペアと関連するx.509証明書でプロビジョニングされた、事前にプログラムされた暗号化内部アプリケーションコードを提供することにより、安全なコード開発とプロビジョニングに関連する課題を取り除きます」とMicochip氏は述べています。 「TA100は、EVITAMediumおよびEVITAFull HSM要件のソリューションとして、世界中の複数のOEMによってすでに承認されています。」

内部には、チップ製造時にROMと不揮発性メモリにロードされた専用ソフトウェアを実行するマイクロコントローラがあります。

不揮発性メモリは、証明書の保存と秘密/秘密鍵の保存に使用されます。デバイスの外部ピンからメモリに直接アクセスすることはできず、利用可能なプログラミングまたはデバッグインターフェイスもありません。

この内部不揮発性メモリは、次の3つの部分に分割されています。

• 構成：一般に、これはTA100デバイスをアプリケーションボードに配置する前に書き込む必要があります。構成が完了したら、この領域をロックして、それ以上の変更を防ぎ、デバイスを適切に動作させる必要があります。
• 共有データ：キー、シークレット、証明書、および/またはデータに使用できます。 TA100は、このブロック内に保管されているアイテムの配置または配布に要件を課していません。
• 専用データ：他の特定のアイテムが保存され、さまざまなコマンドによって直接管理されます。

同社によれば、このデバイスは、サードパーティの脆弱性評価を通じて攻撃耐性がテストされています。これは、AEC-Q100 Automotive Grade-1認定、FIPS 140-2 CMVPセキュリティレベル2認定、および物理キー保護レベル3認定であり、Joint Interpretation Library（JIL）脆弱性評価評価で高を達成しています。

Autosar準拠のMCALドライバー、MCAL、MicrochipのCryptoAuthenticationライブラリなどのソフトウェアコンポーネントは、Autosarオペレーティングシステムまたはカスタム暗号化機能ソフトウェアスタックに統合できます。完全なAutosarリファレンススタックが利用可能です。 MikroBus互換のソケットボードもご利用いただけます

Microchip v-p Nuri Dagdevirenによると、セキュリティを備えたECUをアップグレードする際に、自動車のTier1およびOEMに安心を提供します。 「TA100と統合ソフトウェアスタックを組み合わせることで、お客様に生産準備が整ったソフトウェアを提供し、お客様が自動車モジュールにセキュリティを追加できるようにします」と彼は言いました。

パッケージは8ピンまたは14ピンSOICです。